ビールは、飲みすぎてしまうと身体に悪くなってしまいますが、飲み方に気を付ければ、実は身体にいい飲み物なのです。
今回はそんなビールの身体にいい理由と、飲むことによるメリットとデメリットについて解説していきたいと思います。
目次
ビールは身体にいい?
「ビールは身体に悪い」と思っている方は多いと思いますが、実は身体にいい効果もあるんです。
ビールの麦芽には葉酸、カルシウム、鉄分、ビタミンなど様々な栄養素が含まれています。
また、ビール酵母には食物繊維が入っており、特にB2には、美肌効果があるので、シミやシワに悩んでいる方には最適な飲み物なのです。
しかし、ビールに含まれるアルコールにはがんになるリスクの増加があります。
飲みすぎてしまうことで口腔がん、咽頭がん、食道がん、肝がん、大腸がんなどの消化器官のがんのみでなく、乳がんになる危険性もあるので、適量に抑えるように気を付けましょう。
ビールのダメな飲み方とは?
ビールは飲み方によって身体に良くもなれば悪くもなります。
ビールが身体に悪いというイメージが付けられたのも、「身体に悪い飲み方をしている人が多い」のが原因です。
以下のことに気を付けて飲酒するように心がけましょう。
飲みすぎに注意
ビールは身体を冷やしてしまったり、脱水を引き起こす要因となってしまうことがあります。
そのため、一日に飲む量は控えるようにして行くようにしましょう。
また、男性と女性では、摂取していい純アルコール量が変化するので気を付けてください。
「健康日本21(第2次)」では、「生活習慣のリスクを高める飲酒量」を男性だと、ビールロング缶(500ml)で、2本まで、女性だとビールロング缶(500ml)1本までにしておきましょう。
ちなみに、「純アルコール量」で表すと、男性は40g以上、女性は20g以上と定義づけされています。
すきっ腹には注意
お腹がすいている状態でアルコールを飲むと、胃腸への刺激が強かったり、アルコールの吸収が早く、血中のアルコール濃度が上がりやすい傾向にあります。
適度な食事を摂りつつ、ゆっくりと飲むように心がけましょう。
休肝日を作らないのは注意
「毎日飲んだ方が、たまに飲むより身体にいい。」と言っている方も、年配の方に多い気がします。
しかし、毎日飲むことで肝臓に想像以上に負担をかけることになってしまい、食道や、胃や腸が荒れてきてしまいます。
できれば、週に2回はアルコールを摂らない日を作り、肝臓を休ませましょう。
飲むことによるメリット、デメリットは?
メリット
●血行が良くなり、食欲が増進する
●葉酸、カルシウム、ミネラル、ビタミンが含まれている
●適量に飲むことで、ビールを飲まない人より、死亡率が下がる
ビールを飲まない人より、飲む人の方が長生きするという意外なデータも出ています。
ただ、あくまで「適量」なので、上記に記載した量を守る必要性があります。
また、ビールに含まれているビタミン、ミネラルには抗酸化効果もあり、美肌効果があります。
デメリット
●アルコールにより、消化器官の発がん物質の増加
●プリン体や、糖質、カロリーが高く、生活習慣病のリスクの増加
缶ビールを1本(350ml)飲むと、大体100kcal~150kcalほど摂取することになってしまいます。
脂肪にはつながりにくいとは言われてはいますが、糖分やプリン体が高いため、生活習慣病のリスクは高くなってしまいます。
健康にいいビール!「第3のビール」とは?
近年は「第3のビール」と呼ばれている、いわゆる発泡酒が出てきており、ビールよりカロリーが少なめで、太りづらくなっています。
近年だと、ビールより高い売り上げを誇っているようです。
そんな発泡酒ですが、ビールのデメリットである「糖質」や「プリン体」を解消してくれるものが増えてきています。
「健康で居たいけどビールが飲みたい」という方は、できるだけこのようなプリン体や糖質がカットされたビールを選ぶことをおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ビールは「思ったより身体に悪くない」ですよね。
ただ、飲みすぎてしまうと、生活習慣病や発がん性のリスクは高くなってしまいます。
男性は純アルコール量40g以上。(ビール缶ロング2本)
女性は純アルコール量20g以上。(ビール缶ロング1本)
を守って休刊日を作りながら飲むことで、「アルコールを飲まない人より、寿命がのびる」というデータも出ています。
また、できるだけ「糖質」や「プリン体」がカットされた第3のビール(発泡酒)を飲むことで、より健康状態を維持していけるので、健康志向の方は試して見てください。
近年は色々な種類の発泡酒が出てきており味も美味しくなっているので、ビールとほとんど変わらないので、一度試しに飲んでみてください。