フランス人は、元々、ワインの消費量が多かった国の1つですが、何故、日本酒を好んで飲むようになったのでしょうか?

近年では、日本酒のコンクールを毎年開催してフランスでトップの日本酒ソムリエ達が審査委員をするようになりました。

近年は、本場の、フランス料理専門店にも、日本酒が多く並んでいます。今回はその理由を3つと、フランス人も認めた日本酒7選を紹介したいと思います。

何故フランス人は日本酒に注目しているの?

日本酒の注目

フランス人は、日本酒消費量が5年間で、2.5倍になっており、購入単価価格も上がっています。

その理由が、5年ほど前から、ボルドーの1流ワインの人気の高まりを見せ、各国がワインの買占めを行いました。

2012年の不作も重なり、ワインの価格が高騰して本場のワインソムリエ達が困っていました。

その際に日本酒が注目されてから、年々人気が高まっているのです。

また、フランス独自の「Kura Master」の日本酒コンクールを開催しており、注目されている国なんです。

フランスで開催されている日本酒コンクール「Kura Master」とは

フランス

「Kura Master」とは、2017年から始まり、フランス人のために、フランスで開催されているコンクールです。

トップソムリエや、ミシュラン星を獲得しているホテルの関係者、レストランの経営者、アルコール飲料のスペシャルリストなどで構成されています。

「純米大吟醸部門」「純米酒部門」「スパークリング部門 Standard」「スパークリングsoft部門」の4カテゴリーの中でそれぞれ競い、100点満点から減産方式で採点されます。

その中で、プラチナ賞、金賞を決めるわけですが、その中から一本だけ、「プレジデント賞」を決めるようになっています。

フランス料理に日本酒が合う3つの理由とは?

フランス料理の志向の変化

フランス料理

フランス人は、平均寿命が長く、日本に次ぎ、世界2位の長寿大国ですが、料理味付けは濃く、バターなどの乳製品を多く使用していました。

そのため、今までのフランス料理では、健康をあまり考えていたものにはなっていませんでした。

しかし、近年、健康志向を目指して、乳製品や肉と魚中心のものから、野菜を素材に入れたり「酸味」を入れることで、ヘルシー志向の食に変化してきました。

野菜が多くなってくるにつれて、ワインではカバーしきれない、「旨味」や「酸味」「辛み」「卵」などが出てきました。

日本酒は、様々な味付けと喧嘩をすることがないので、素材の味を楽しむことが出来ます。

そのため、近年のフランス料理とは相性がいいと言えるでしょう。

ワイングラスに合う日本酒が増えてきた

ワイングラス

近年、日本酒は、年代、性別問わずに飲みやすいよう改良されています。

その中でも、ワイングラスに合う日本酒の種類は、年々増え続けており、スパークリングや、梅酒が混ざったものなど多様な種類が販売されています。

ワイングラスを使う際には、長く香りが楽しめるものでなければなりません。

近年では、「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」と言うコンテストも行われており、香りが楽しめ、色合いも豊かなものが増えてきました。

ワインにはない様々な果実臭を楽しめる

 

赤ワイン・・・ラズベリー、さくらんぼ、カシス、ザクロ、イチゴなどの果物の香りや、黒コショウ、カカオ、きのこのような香りもします。

白ワイン・・・ライム、レモン、オレンジ、パイナップル、ライチのような果物の香りや白コショウ、はちみつ、ナッツなどの香りもします。

日本酒・・・メロン、バナナ、イチゴ、ライム、パッションフルーツ、マスカット、レモンなどの果実臭から、お花の香り、ハーブの香りまで様々な香りがします。

これを比べてみますと、香りの種類は違うことが分かっていただけたと思います。

また、日本酒の方が果実臭が強く、お米の旨味も感じられるので、ワインとはまた違った果実臭を楽しむことが出来るのです。

2019年「Kura Master」受賞酒、フランス人も認めた日本酒7選

1位 勝山 純米大吟醸 伝 720ml

2019年の「プレジデント賞」受賞酒です。プレジデント賞は、「Kura Master」のコンクールの中でも1番最高の賞です。

仙台市の泉ヶ岳から湧き出る水は、美しい軟水のために、日本酒を作るうえで最適の伏流水の1つです。

膨らみのある旨味が特徴で、レモンピールや、ジンジャエールと割って飲むと、キリっと爽やかさが増すので、オススメです。

色々な楽しみ方ができる日本酒です。

2位 浅舞酒造 天の戸 純米大吟醸 1800ml

●「Kura Master」純米大吟醸部門 プラチナ賞
●インターナショナルワインチャレンジ2018年純米大吟醸部門にて 秋田トロフィー賞

W受賞している国際的に人気の高い日本酒です。

秋田特有の酒米「秋田酒こまち」を精米歩合35%まで磨いた日本酒で、花を彷彿とさせるような華やかな香りが特徴です。

3位 臥龍梅 純米吟醸 生原酒 1800ml

人工的な圧力を加えずに、自然に滴る雫を集めて作る日本酒です。

袋吊り製法と言われていて、手間がかかるので、鑑評会に出品する際に使われたりします。

コスパが良く、吟醸酒ですが、大吟醸にも引けを取らないおいしさです。

2019年の「Kura Master」の純米酒部門で審査員賞のプラチナ賞受賞しました。

4位 吉乃川 酒蔵の淡雪 300ml

名前の淡雪がぴったりのアルコール7%が信じられないほど軽い日本酒です。

果実を思わせる爽やかな香りと、麹の香りを十分に引き出し、口当たりも柔らかく、淡雪をイメージして作られました。

重めのフランス料理でも爽やかに味わうことが出来るので、オススメです。

2019年の「Kura Master」のスパークリングsoft部門でプラチナ賞を受賞しました。

5位 七賢 スパークリング 星乃輝 720ml

日本酒をシャンパン同様の製法で澱を取り除き、爽快感と口いっぱいに広がる優しい甘みが特徴的な日本酒です。

口当たりは、シャンパンに似ていますが、お米の旨味をしっかりと感じられます。

2019年 「Kura Master」のスパークリングStandard部門でプラチナ賞を獲得した日本酒です。

6位 梵 日本の翼 720ml

0℃の環境の中で2年間熟成された日本酒です。口当たりが柔らかく後味のキレも最高です。

政府専用機の機内酒にも採用されている日本酒で、国外でも高い評価を得ています。

●「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2018」純米酒部門で金賞を受賞
●「ロンドン酒チャレンジ2019」でプラチナメダル賞を受賞
●「Kura Master」の純米大吟醸部門で金賞を受賞

華々しい経歴をもっている日本酒です。

7位 高千代 純米大吟醸 生原酒 1本〆 1800ml

独自の製法で作られた酒米「一本〆」を使用して製造されています。

「一本〆」は、全国的にも珍しく、「五百万石」を母に「豊盃」を父として人工交配して育成された酒米です。

精米歩合40%まで磨いており、巻磯山の雪解け水を使用しているので、柔らかい口当たりが特徴です。

飲み終わった後のキレも良く、日本酒らしさが味わえます。

「Kura Master」の純米大吟醸部門でプラチナ賞を獲得しています。

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