酒粕汁と言えば、皆さんはどんな印象をもっていますか?
甘酒みたいに甘い汁を思い浮かべる方や、酒粕の臭いがきつく、苦い汁を想像する方など様々だと思います。
今回紹介するのは、味噌や出汁で味を整えた酒粕汁になります。
酒臭いのが無理な方でも美味しく飲めるレシピを紹介したいと思います。
目次
酒粕汁とは
酒粕汁は、酒粕を加えた汁もの料理の事を言います。
関西圏では、一般料理として振舞われており、西の郷土料理だと言われています。
味噌や出汁、醤油などで味を整えます。まろやかで甘みを感じられるのが特徴です。
誰でもおいしく飲める酒粕汁の作り方
酒粕汁は飲んでみたいけど、「日本酒が飲めないから無理。」
と思っている方も多いと思います。今回はそんな方でも美味しく飲める方法を紹介したいと思います。
鮭と具だくさん「彩」酒粕汁
〔5人分〕
材料
●鮭の切り身3キレ
●ゴボウ2分の1
●人参2分の1本
●しいたけ3個
●うす揚げ2枚
●大根4分の1
●酒粕130g
●味噌大さじ2杯
●水800cc
●醤油小さじ1杯
●だしの素小さじ1杯
作り方
1.鮭とうす揚げをグリルで焼き目がつくまで焼く。(鮭は皮の部分から焼く)
2.しいたけを細切り、うすあげを細かく切って、先に煮立たせておく。その間に、人参、大根をいちょう切り、ゴボウをささがきにして、鍋に投入する。
3.鮭を食べやすいお好みの大きさに切って鍋に投入する。
4.野菜が煮えたら、酒粕と味噌を入れて、しっかりと溶かしておきます。(板状の酒粕を使う場合には先にお湯でほぐしておきましょう。)
5.醤油、だしの素で味を整えて完成です。
足しても美味しい具材を紹介!
鯛の頭
鯛は高級魚として知られていますが、鯛の頭は安価で買うことが出来ます。
前もって熱湯で3分程茹でて、臭みを取る必要はありますが、鮭の代わりに入れても風味良く美味しいです。
ブリの切り身
ブリは脂がのっていて、意外と酒粕と合う魚です。
濃厚な脂の旨味が全体に溶けて、風味が一段と上がります。
ブリの切り身も鮭の代わりに代用しても美味しく食べることが出来ます。
豚バラ肉
鮭の代わりに豚肉を使っても美味しいです。
豚のほのかな甘みと旨味が味噌、酒粕とよく合います。
バラ肉を使うと、豚の脂の旨味を味わうことが出来るので、一層コクが増すのでオススメです。
鶏もも肉
鮭の代わりに鶏もも肉を使うのもいいと思います。
鶏肉はダシがしっかり出るので風味が豊かな優しい味わいに仕上がります。
ボリューム感が欲しい場合は、初めにグリルで炙って焦げ目をつけておくと良いです。
モズク
海の食材であるモズクは、上記の酒粕汁に足すことで、磯の香りを高めることが出来ます。
漁師汁のような磯の香りが強いお汁が好きな方は入れてみても美味しく食べることが出来るのでオススメです。
豚汁との比較
豚汁も栄養満点で体が温まると言われていますが、実際のところ何が違うのかご存知でしょうか。
実は酒粕には栄養素が多く含まれているんです。
5大栄養素や、血糖値を下げてくれる「インスリン」の代用となる成分など数多くの栄養が入っています
。
生活習慣病の防止にも一役買っています。
詳しくはこちら
酒粕汁がお酒が嫌いな人でも飲めるわけ
酒粕はお酒臭いと思っている方は多いと思います。
しかし、調理法によっては全然気にならずに食べることが出来ます。
上記の作り方の場合は、味噌のコクと相まって旨味や野菜から出る甘みがあるので、酒臭さはいっさい感じられません。
それでも臭い場合は、生姜をすりおろして20g程入れる事をオススメします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。酒臭いのが苦手な方でも美味しく食べられる方法を紹介しました。
鮭を使うことをオススメしますが、鯛の頭やブリなどに代用してもダシがしっかり出てくれるので美味しく食べることが出来ます。
また、酒粕は健康にとても良く、生活習慣病の予防や、糖尿病や、ガンの発症を抑えてくれる効果もあります。
是非1度お試しください。